おくりびと
話題の映画を観覧してきました。
チェロの演奏者が楽団の解散により転職を余儀なくされ、生まれ故郷の山形に戻り
求人広告にだまされて入社するも、納棺という死者への安らかな旅立ちのお手伝い
の仕事に魅かれていくというストーリー。
主演は本木雅弘。
「ファンシイダンス」「シコふんじゃった」などの等身大のキャラクターを演じる
のが秀逸で、演技中に見せる彼の困ったような眼差しの表情は好きである。
心の葛藤を見事に演じきっていたのとやはりチェロの演奏と納棺師の仕事ぶりがよ
くぞやりきってたと感心しきり。
死者を敬いながらも汚れ、穢れといった恐れもある独特な世界観をどのように脚本
し、構成していくかが今回のキーポイント。
職業差別、母親の死、父親の死、このテーマを巧く取り混ぜながら演出していた。
なよりも脇を固める布陣が山崎努、余貴美子、笹岡高史といったそうそうたるメン
ツが揃っていて味のある演技をしていた。
山崎努の持つ雰囲気というのは存在感に色気がありますわな。
笹岡高史のとぼけた役どころが箸休めになってたし。
久石譲の音楽が壮大かつ情緒あふれる世界にマッチしてました。
まぁ、ネタバレになるんでここらでやめときますが。
エンドタイトルは必見です。
くすりと笑える箇所とじんわりとする箇所がバランスよく、ほんわかとした優しい
映画でしたわ。
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